10と11の間

雑記です

総合時刻表の作り方

みなさん、冬コミお疲れ様でした。

コープさっぽろ本はコピーという形ではありますがなんとか印刷まで持ってくることができ、13部しか頒布できなかったものの新刊落ちという事態だけは回避できました。

また、芸備線木次線総合時刻表は2日間で17部を頒布しました。これを参考にぜひ三次・庄原へお越しください。

コープさっぽろ本については、オフセットにして通販する予定でございます。

https://riding-rate.booth.pm/items/1218793

もっとも、開始がいつになるかはわからなくなりましたが...

さて、そんなコープさっぽろ本の隣に並べられていた「総合時刻表」がもともと僕が作っていた本です。

具体的に言えば「鉄道とバスを1枚の時刻表で表現した」時刻表です。昔は「並行路線バス時刻表」と呼んでいましたが、鉄道の時刻が名前に反映されていないためしずさつ(@local_linern34)さんのアイディアを借りて「総合時刻表」と呼ぶことにしました。

皆さんは田舎に行った時、大してスピードの変わらないバスと鉄道のどっちに乗ろうか迷ったことはないでしょうか。乗りたい時刻に列車がないとき、もしかしたら駅前のバス乗り場から目的地に行くバスが出てるかもしれません。それを可視化するのがこの時刻表の目的です。

この時刻表を作ったもう一つの目的は駅めぐりです。駅めぐりでは効率化のために閑散線区では列車以外の方法で駅間を移動することが必要になる場合が多々ありますが、そのとき駅間にバスが走っていることを知っていればちょっとの出費でかなり楽ができます。これをうまく使えば駅巡りの行程づくりに非常に役に立つでしょう。

というわけで、まずは自分が住んでいる北海道から作り始めました。列車、ではなく列車代行バスと路線バスが同じ道路を走っている日高本線を2016年の12月に、その後根室本線函館本線長万部以南)、石北本線を2017年の夏コミで出しました。

 2018年7月、西日本豪雨が発生。そこで走った代行バスと、地域にもともと走っていた路線バスをまとめた時刻表を出そうとしましたが、印刷が間に合わず落とす結果となりました。しかしこのとき作った時刻表の原型は今回の芸備線木次線総合時刻表になりました。

 それと時を前後して、しずさつさんが同様の時刻表を作っていることを知り、道内の路線を分担することになりました。そして、街並み班員(@Ryoga_Dnieper)さんが地元中国地方で同様の時刻表を作っていることを知りました。つまり、この時刻表はもしかしたら各地のオタクを集めれば全国できるのでは???と思い、作り方を開示することで全国でまとめられるのではと思った次第です。

 では、本題の作り方に移ります。この作り方は僕の作り方なので他の人とは違います。

(1) Excelファイルを用意します

これの解説は省略します。1シートに1路線・1方向だと色々都合がいいです

(2) 鉄道の駅名と時刻を入力します

JRの時刻は時刻表を見ればすぐにわかるので、鉄道の駅名と時刻をひたすら入力します。データとして表形式になってたらこれはコピペでも大丈夫です。

私鉄が絡む場合はそれも入力します。総合時刻表は「駅めぐり」が発端である以上駅を非常に重視しているので、鉄道駅は全部掲載するのが基本です。

(3) バスの路線を調べます

さて、簡単に言いますがプラットフォームによって載ってるバス路線が違うので、その調査は意外と難易度が高いです。もっと後の段階に進んでから予想だにしなかったバス路線が登場して「君?」となることもしばしば

僕は具体的には次のような手法で調べます。

(i)やどココ - 地図から宿を探すならをチェックし、基本的なバス路線網を確認(ただし2011年から更新されていない)

(ii)Wikipediaの経由自治体項目の交通欄を確認し、書かれている事業者の公式HPを確認

(iii) 経由自治体の公式サイトに行き、内部検索で「バス」あるいは「公共交通」と検索。

これらの検索によって得られた情報によってどこにどのバス会社の路線が走っているかを把握します。

(4) 駅の最寄りバス停を抽出します

前述のように駅めぐりのためにこの時刻表は作られているので、駅の近くのバス停が重要な意味を持ちます。しかし「●●駅」の近くのバス停が「●●駅」とか「●●駅前」などというものばかりではありません。それどころか北見駅のように「北見駅」バス停が最寄バス停でない駅さえあります(駅前のバス停は大通バス停)。そのような作業を経て、駅の最寄バス停を選びます。もちろん、駅とバス停が1:1で対応しているとは限りません。バス路線によって最寄のバス停が違うなんてことは日常茶飯事です。

(5) バス停と駅名をできるだけ時刻が自然な順番になるように処理し、ソートします

 この作業が一番面倒かつ時間がかかります。実際は(4)の次に(5)を始めると(4)で抽出しきれなかったバス停項目が必要となるため、もう一度(4)に戻ってバス停項目を加える必要があります。

 バス停と駅名は基本的には1:1対応とし、1駅に複数のバス停を対応させる場合はそれらのバス停相互間を結ぶ路線バスがないことが条件となります。対応するバス停が決まったら●●駅/●●駅前のように駅名とバス停名を併記しますが、自明な場合は省略します。

f:id:Riding_rate:20200101081428p:plain

(6) バス停の行に対応する箇所の時刻を入力します

(7) 列車およびバスの運行区間内で空白となったセルを||で埋めます

(8) 印刷プレビューを開き、時刻表の縦が1ページに収まるようにフォントサイズ・行の高さを調整します

(9) 見開き2ページの両端に駅名・バス停名が来るように左端のページをコピペします

 

完 成

 

忙しい時こそ余計なことをしたくなる

皆さんこんにちは。乗車率です。日高線問題を研究しています(自称)。

#Blog乗車率 は旅行記を目指した何かですが、まとめるような旅行は大学1年の夏休み以来ほとんどできなかった気がしますので放っとくことにします。

ただ雑記的な感じで思ったことを文章にしたい、それがなぜか大学4年間で一番忙しい今の時期に形になってしまいました。

ところで僕はADHDなんで、課題が常に頭の中で渋滞しています。タスクがいくつあるかも実は把握してません。とりあえず論文紹介が2つ、冬コミ関連が3つ、それ以外が1つあることだけはわかります。後タスクあったかな....

まず論文紹介について

弊研究室では「抄録」という短めの論文を7分で紹介するものと「論文購読会」という長めの論文を20分で紹介するものの二つがあります。さて、抄録というのは大抵準備に1週間程度かかるものですが、その発表期限が明日です。

明 日 で す

で、進捗どうですか?

>乗「(お察しください)」

とりあえずレジュメっぽい何かの下書きはできたのであとはこれを膨らませればいいわけですが...

先生「実験して♡」

あああああああああああ

そうこうしているうちに気づくとあら、発表前日だ

さて、もう一つの論文購読会なんですが、20分をパワーポイント使って喋り切らなきゃいけない。んで、学部4年にとってはこれが初めての機会なんですが

なんと、3人いるB4の中で最初にやることに....五十音順に並べると大抵のケースで真ん中にくるので先例を適当に参照しながら今まで生きてきたのにどうしてこうなった()

しかも内容が有機化学というより計算化学*1

さっぱりわからん

とはいえ、前期に先輩が論考を途中で先生によって止められるという悲劇を見ているので下手くそなものは作れん

どうすりゃええねん

しかも、これをクリアしないと必修の「化学文献購読」の単位出ないから卒業もできない...

 

さて、学校のタスク以外には以下のようなものが

冬コミ関連だと以下の3つ

コープさっぽろ

全道のコープさっぽろに行って店の写真を集めたというだけの本です。こんな本需要あるんか

しかし現役の店107+閉店した店3の計110店をまとめるとなると文章パートだけでそれなりの分量に

70店舗ぶん書いても後40あるか...となるのが険しいところ。しかも写真がいろんなところに散らばってて面倒極まりない

 

芸備線総合時刻表

riding-rate.booth.pm

これです。これが印刷されて本になって冬コミで出てくるはずです。委託先は火曜日西う34a 「新風朝風」さんを予定しています。

実はこれに、木次線パートが追加されるはずです。木次線パートは雲南市営バスを除いて完成していますが、雲南市営バスが無限に面倒なので後回しにしています。陰陽連絡時刻表の下位互換...ウッ頭が

https://twitter.com/Ryoga_Dnieper/status/1201485327237447680

青い森鉄道並行路線バス時刻表

キュウリの血と肉(@_39ML_)さんからの依頼です。野々原茜ちゃんと行く南部の本に載るらしいですが果たして...

元々は青森県全部作るつもりだったんですが、すぱいしーてぃっしゅがお祈りされたのでこうなりました。まあスケジュール的には正解だったかもしれない(ガンギマリ

 

んで、コミケ関連以外が

日高関連

まあ色々面白い動きがたくさんあるので、色々手を出してみようとしていますが......

混列

ほぼ終わったので省略

 

結論:こんな駄文書いてないで早くタスクこなせ

 

*1:コンピュータで分子の動きを計算する化学の分野